50年代の靴でその時代特有の、今の流行からすると少し変わったデザインや型の
ものが時々確認出来ます。それには子供の靴やハーフブーツがあり、伝統的で
アメリカンなカウボーイまたはインディアンモチーフのデザインのものが
ありました。また当時流行していたデイビークロケットの影響や、当時の近未来を
連想させた宇宙的な絵柄など少し奇抜で独特なものもありました。
しかしながら大量生産が取り入れられ始めた時代の中でも靴の作りは全く
雑ではなく、むしろ子供用なのに一切の手抜きがなく丁寧に作られていて、
さすが黄金期のアメリカだと感嘆させられます。
いかにも子供的なデイビークロケットなどはないと思いますが、中には
ティーンエージャーや大人用サイズの靴にもそのデザインが取り入れられて、
その点も革新的なアメリカだなと思わされます。
色に関しても50年代より以前は女性だけの色と考えられていた色、特にピンクや
ラベンダー、ミントグリーンも男性衣料に取り入れられ、同様に靴にも
取り入れられました。
それまでプレーントウやキャップトウ、ウイングチップなど
それまでプレーントウやキャップトウ、ウイングチップなど
トラディショナルやシンプルなデザインだけだった靴も、50年代には装飾などを
施した新しいデザインが登場して、その後流行の変化と共に消えてゆき
”50年代独特なデザイン”としてある特定の人々に伝えられていった様です。
子供用靴
大人用モカシンローファー ミントグリーン色
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